姿勢について

なぜ「前かがみ姿勢」が肩こり、首こり、頭痛の原因となるのでしょうか?

立ち姿勢
shisei1.jpg立っている時の「前かがみ姿勢」は背中が丸まったいわゆる「猫背」で、頭が前に突き出た姿勢です。
その頭、どのくらいの重さかご存知でしょうか?
答えは、だいたい4~5kg、大玉のスイカ1個分くらいの重さです。
スイカを1時間手にぶら下げて持っていたら、手は痛くなりますよね。
同じように、重たい頭を1日中支え続けていたらどうなるでしょう?
首、肩、肩甲骨周りの筋肉に負担がかかり、肩こり、首こり、頭痛の原因になるのです。

shisei2.jpgよい姿勢とは、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとがほぼ垂直に並び、腰には手のひらが入るくらいのカーブができている姿勢です。
腰に拳が入るようだと反りすぎ、手が入らなかったら平らすぎです。

座り姿勢
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最近のデスクワークに欠かせないアイテムがパソコンです。
(A)の姿勢は、パソコンを使うときにありがちな姿勢です。
頭を前に突き出し、背中を丸め、腰も丸めてしまっている姿勢。
この姿勢を長時間続けているとどうなるでしょうか?
丸で囲んだあたり、首、肩、肩甲骨周り、背中、腰に過度な負担がかかります。
頑張りすぎた筋肉は硬くなり、肩こり、首こり、頭痛、背中の痛み、腰痛の原因となってしまうかもしれません。

パソコンを使っていなくても、(B)のように同じような姿勢で座っていれば、同じように筋肉に負担をかけることになります。
スマホやゲームに熱中し過ぎて、こんな姿勢になっていませんか?

shisei4.jpg正しい座り方とは、お尻の骨(坐骨)で座り、骨盤が立ち、背骨がのび、お尻の上に頭がキチンと乗っかっている座り方です。
ただし、正しく座ろうとして腰を反らせ過ぎてしまうと、かえって腰に負担がかかってしまいます。
こんなときは、膝を曲げて足をお尻の下に折り込み、膝の位置が股関節より下に来るようにしてみましょう。
このように座ると腰が軽く伸び、正しい姿勢を取りやすくなります。
ポイントは、坐骨でしっかり座ることと、骨盤を立てることです。
ぜひ一度、お試しください。