腰痛

次のような症状はありませんか?

  • 腰が曲げにくく、曲げたら痛い。
  • 腰が伸ばしにくく、伸ばしたら痛い。
  • 立ったままの姿勢で腰が痛くなる。
  • 朝起きると腰が重だるい、痛い。
  • 仰向けで寝ると腰が痛くなる。
  • 長時間座っていると、腰が重くなったり痛くなったりする。
  • 立ち上がる時に腰が痛む。
  • 何度もぎっくり腰を繰り返す。
  • 病院でヘルニアかもしれないと言われたことがある。
  • 病院で坐骨神経痛と言われたことがある。

腰痛の原因

腰痛は、今や国民病ともいえる症状です。
厚生労働省の調査によると、腰痛の人は全国に推計で2,800万人いることがわかりました。また、40代から60代の約4割が腰痛に悩んでいたそうです。

腰は漢字で「月」に「要」と書くほど、からだの肝心「要(かなめ)」の部分です。
「要」と言われる通り、腰は人間のからだの中でも負担のかかりやすいところです。立っているだけで体重の3倍、椅子に座ると4.2倍、椅子に座ったまま前かがみになると、実に5.55倍の負荷がかかります。体重が50キロの方だと、椅子に座って前かがみになると277.5キロの負荷が腰にかかる計算になります。

腰痛は、腰椎骨折、ヘルニア、脊柱管狭窄症など整形外科的な要因で起こるとされる場合もありますが、実は80%以上が原因不明です。
かっては、腰痛の原因の多くはヘルニアと思われていましたが、手術でヘルニアを切除しても痛みが消えない人や、ヘルニアがあるのに全く痛みがない人もいるのです。
ストレスによって腰痛が悪化する場合があることもわかってきました。

こうした原因不明の腰痛は、姿勢や日常でのからだの使い方の癖によって、負担がかかりやすい腰の筋肉や腰につながっている背中や骨盤周りの筋肉にアンバランスが生じ、痛みを引き起こしていることが考えられます。
痛みがあるとからだを動かしたくなくなりますが、動かないことも腰痛を悪化させる要因になります。

当院では、腰の筋肉を整えて痛みを改善するとともに、姿勢やからだの使い方の改善、腰痛予防のためのエクササイズを取り入れて腰痛の出にくいからだ作りを目指していきます。腰の緊張が抜けてリラックスできると、脳に快感覚=心地よさが伝わり、ストレスによる腰痛の悪化を防ぐ効果もあると考えられます。

ただし、緊急に整形外科的な治療が必要な腰痛や内臓の疾患が原因の腰痛もあります。次の症状がある場合は、速やかに整形外科を受診してください。

  • あしのしびれや麻痺がひどくなる。
  • 転びやすくなった。
  • 尿が出にくい、漏れやすいなど排尿障害がある。
  • 安静にしていても痛みがひどくなる。
  • これまでに経験したことのないような痛みがある。

腰痛でお悩みの方やわからないことがある方は、今すぐお電話ください。