O脚
日本では、女性は両膝をつけて脚を閉じて座り、歩くときは小股で両膝を内側に向け、おしとやかに歩くことが美しいとされてきました。ところが、最近は両膝をきちんと揃えて、脚を閉じてすわれる女性が少なくなってきたようです。
「かわいいから」という理由で膝を内側に向けて内股で歩いたり、膝から下を外に開き、お尻をぺたっと床につけて座る「ぺったんこ座り」をする若い女性を多く見かけます。
実は、「内股歩き」や「ぺったんこ座り」が「O脚」を進行させる原因のひとつなのです。膝が外に向いて脚が全体的に開く、いわゆる「がに股」をO脚と思っている方が多いのですが、多くの場合は膝が内側に向き、両膝の間が開いている状態が「O脚」です。
下の図をご覧ください。
①がO脚、②がニュートラル、③がX脚です。
O脚は見た目の問題だけでなく、次のような症状を引き起こすことがあります。
- 脚の冷えやむくみ
- 外反母趾
- からだのゆがみ
- 脚の付け根の痛み
- 膝の痛み
- 変形性膝関節症
- 慢性的な腰痛
当院では、「O脚改善コース」や「骨盤矯正コース」のようなコースは設けておりません。なぜなら、O脚を一時的に改善できたとしても、姿勢、歩き方、生活習慣などを根本から改善しないと、「よくなったけれど、しばらくしたらまた元に戻った。」ということになってしまうからです。
そのため、「O脚」をひとつの症状ととらえ、からだ全体を見つめ直して改善し、10年、20年と維持できるからだ作りを目指します。
O脚も気になるし、肩こりも腰痛もあるんだけど…とお悩みの方、自分がまだ気づいていないからだのバランスをチェックしたいとお考えの方、どうぞお気軽にご相談下さい。